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PM:生き残ることのその先へ

Theresa Saldana『Beyond Survival』全訳

Beyond Survival - Chapter 6 Family and Friends 1/16

第6章 家族と友人たち(原書176~267頁) 子煩悩な母 誇り高い父 愛する配偶者 情熱的な恋人 愛情溢れる姉妹 頼りになる兄弟 最高の友 思いやりある従妹 お気に入りの叔母 陽気な叔父 優しい祖母 献身的な祖父 これらの特別なひとびとが、彼らが愛する誰か…

Beyond Survival - Chapter 6 Family and Friends 2/16

私たちがいなくなってから、母はこれまでより時間を持て余すようになった。折にふれて彼女の考えは事件とその余波のほうへと向かった。ママは自分の感じていることを人と分かち合いたいと切望していたが、ほとんどの人は、彼女の心を蝕んでいる不穏な事柄を…

Beyond Survival - Chapter 6 Family and Friends 3/16

内部サークル 犯罪被害者の内部サークル(inner circle)は、すべての血縁者、愛する人たち、被害者の人生に重要な役割を果たしている友人たちで構成される。これらは襲撃の後でもっとも頻繁に被害者が関わるだろう人々である。そして彼らはその肩に、被害者…

Beyond Survival - Chapter 6 Family and Friends 4/16

危機の後に おそらくは3日か4日以内に――死のおそれが続いているのでなければ――事態は落ち着きをみせはじめる。この時点で被害者はなおも多くの格別な配慮と注意を必要としているが、それでも自分の周囲に今までより少しだけ関心を向けられるようになってき…

Beyond Survival - Chapter 6 Family and Friends 5/16

ほかのひとびとに手を差し伸べる さまざまな犯罪被害者の内部サークルのメンバーの発言からの抜粋: ミーガンのボーイフレンドのジェイクに感謝したいです。彼がいなかったら私は気がおかしくなっていたでしょう。――強姦致傷事件の被害者の母 私の妻は本当に…

Beyond Survival - Chapter 6 Family and Friends 6/16

「私の家族に感謝――私がもっともよく口にし、考えている言葉はそれです。私たちはいつもお互いに対してまったく誠実であることができました。時には意見が合わないこともありますが、私たちは常に互いを支え合っています」 「ユタへの旅行は子供たちがまだ小…

Beyond Survival - Chapter 6 Family and Friends 7/16

バーバラ・モリスはベルモントに住んでいる。彼女がインタビューに応じてくれるとの彼女の母の知らせを受けて、私は自宅にいるバーバラに電話をかけた。 大学教授の妻であるバーバラは、ニューイングランドの美しい田舎町で充実した生活を楽しんでいる。バー…

Beyond Survival - Chapter 6 Family and Friends 8/16

ユーモア 犯罪の被害直後の日々の生活は、関係するすべての人にとって、苦痛に満ち、混沌として、苛立たしいものであるが、そのうち被害者とその内部サークルの人々は、最悪の場面にもそれなりの軽さ、気楽さ、可笑しみが浮かび上がる瞬間があることを発見す…

Beyond Survival - Chapter 6 Family and Friends 9/16

私の妹のマリアが小さな少女だったころ、彼女はなにか問題が生じたときはいつでもヒステリックに笑っていたことを私は覚えている。例えばある日、隣家の住人のヨハンセン夫人が足を滑らせて階段を転げ落ちた。幸い彼女に怪我はなかったが、彼女が落ちるとこ…

Beyond Survival - Chapter 6 Family and Friends 10/16

Forward Thinking(先のことを考える) 犯罪被害者自身と同様にかれの内部サークルの人々も、より幸福で、より苦痛が少なく、より平穏であろう未来の方角に目を向ける必要がある。 自分に近しい誰かが犯罪被害に遭ったあと、彼らは一見したところ終わりなき…

Beyond Survival - Chapter 6 Family and Friends 11/16

以前言ったように、私の妹のマリアは、私が退院した直後に彼女がロサンゼルスで常時の付き添いとして私と暮らしていた過酷な時期を乗り切るために、forward thinkingの力をおおいに頼りとしていた。 マリアはこの困難な時期をとおして私のそばに寄り添い、手…

Beyond Survival - Chapter 6 Family and Friends 12/16

セラピー 犯罪被害に遭うことによるストレスや緊張と、それに続く幾多の困難のもとで、結婚生活、恋愛関係、家族の絆や友情が揺さぶられたり、あるいは完全に壊れてしまうのはきわめてよくあることである。事件の前には事実上トラブルと無縁であった関係でさ…

Beyond Survival - Chapter 6 Family and Friends 13/16

私のリクエストで、クレア氏は私を、彼女が犯罪被害後のカウンセリングをしているシーラ&マーティン・コベルのカップルに引き合わせてくれた。彼らは私をブランチの席に招待し、その後私は一人ひとりと個別にインタビューを行った。 約束の日の朝に、私はビ…

Beyond Survival - Chapter 6 Family and Friends 14/16

シーラは夫との合同セラピーのいっぽうで、ひきつづきナンシー・クレスと個人でも会っていた。個別と合同のセッションはそれぞれ別の理由で有効であることに彼女は気づいた。個別のセッションでシーラは彼女の心の奥底へと分け入り、彼女のもっとも深いとこ…

Beyond Survival - Chapter 6 Family and Friends 15/16

私はナンシー・クレスに、内部サークルのメンバーは被害者に向かって具体的にどの程度オープンにふるまうべきかを尋ねた。 彼女は言った、「被害者ははじめのうちある程度の保護が必要です。オープンであることは被害者を圧倒することを意味するものではあり…

Beyond Survival - Chapter 6 Family and Friends 16/16

ボズレー氏の反応は、ある種ガチガチの禁欲主義だった。はじめ彼は加害者に対する恨みと怒りを露わにし、「奴の足をへし折ってやる」と脅し文句を口にした。その後彼は、強固にして静かなる行動パターンへと落ち着いた。彼は妻が頼りにすることのできる人間…